「テクノロジーとクリエイション」がテーマの展示『Archi Disco #4」が京都市で開催。
2024年3月11日
学生や若手アーティストなどの作品を中心に、問いかけや議論を誘発するグループ展「Archi Disco #4」が、2024年3月12日㈫~2024年3月17日㈰に京都市の2つの会場で開催される。
昨年11月に東京都北参道Territory Galleryで開催された初の東京巡回「Archi Disco #3」では、『建築とAI展』と題し、近年目を見張る発展を見せているAIと建築にフォーカスした展示であった。4回目となる今回は、建築のみにとどまらずテクノロジーを活用したクリエイションを多角的に展示する。会場で鑑賞できる作品は、建築・都市・AI・テクノロジー・プロダクト・ファッション・グラフィックデザインなどの多種多様なジャンルだ。
以下、主催によるテキスト。
アーキディスコは、建築学生団体and_dが主催となり、学生や若手アーティストなどの作品を中心に、問いかけや議論を誘発するような展覧会です。
第4回目となる本展では、近年、話題になっている生成AIなど目覚ましい進歩を遂げている「テクノロジー」と手作業や想像力に基づく「人間のクリエイション」の関係について考察します。
テクノロジーによって、情報と資本が飽和する現代では、新しい価値観やアイデアが次々と立ち現れては消え、その消費のスピードは加速度的に上昇しています。そのような「渦中」において、人間のクリエイションはテクノロジーに取って代わるのか、また、テクノロジーによって拡張されるのかという問いを私たちに投げかけます。
本展では、「テクノロジーとクリエイション」に焦点を当て、多様なアプローチに注目し、模索する学生や若手アーティストの作品を展示します。また、建築だけにとどまらず、多様な分野が交差することで生まれる新しい価値観やアイデアを探求し、本展の試みを通じて日々の生活や思考を豊かにする展示会となることを願っています。
INFOMATION
会期:2024年3月12日(火)― 3月17日(日)
時間:12:00 ― 20:00(ただしMOGANAは18:00まで)
入場料:500円
主催:and_d
後援:大阪産業大学学会
会場①
〒604-8031 京都府京都府京都市中京区中京区 大黒町44 VOXビル1F
MEDIA SHOPの様子。
現代美術・建築・デザインの洋書や和書を取り扱う書店で、イベントや展示なども行われている。
画像提供:and_d
出展者
中前 佑介(and_d)
宮井 良隆(and_d)
青木 宙(The Bartlett School of Architecture, UCL)
石田 開(東京大学大学院)
大越 円香
大本 和尚(立命館大学)
上條 陽斗(東京大学大学院)
須藤 望(東京大学大学院)+野田元+水野祐紀+相川隼哉(慶應義塾大学)
近藤 誠之介+加芝 亮+イマハシ 敬吾(京都工芸繊維大学大学院)
福田 昴(デジタルハリウッド大学)
会場②
〒604-8276 京都府京都市中京区壺屋町450
出展者
髙倉 颯真(and_d)
敷矢 大輔(大阪文化服装学院)
曾原 翔太郎
中村 美遊(広島工業大学)
morii yuji
山川 敦史
最終日17日には出展者によるトークイベントも。
第4回アーキディスコにおけるトークイベントでは、「テクノロジーとクリエイション」の相互作用について深掘りする。
出展者が、自身の作品を通じてこのテーマに焦点を当て、テクノロジーの進展が人間の創造性にどのような影響を及ぼすか、テクノロジーの急速な発展がクリエイティブなプロセスにもたらす新たな可能性や課題について議論を行う様子を見ることができる。
テクノロジーが情報と資本の飽和した現代社会において、新しい価値観やアイデアの生成と消費のサイクルを加速していることを背景に、私たちはどのようにしてクリエイティビティを保ち、さらには拡張していくのだろうか?
トークイベント詳細
日時:2024年3月17日 16:30-19:30(16時開場)
会場:MEDIA SHOP
参加費1000円、(入場料込み、1ドリンク付き)※事前予約を承っています※受付にてお名前を確認します
申込方法
https://www.andd.info/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88
展示に関する詳細はand_dの各公式SNSをチェック!
文:CURIOATE編集部